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トピックス

みなさん受けていますか?胃がん検診!

がんの中で一番多いのが胃がんです。
無症状のうちに検診を受診し、早期のうちに治療すればほとんど治癒が可能です。

                   (参考:罹患データ 2007 地域がん登録全国推進値)

胃がん検診の対象者:40歳以上
受診間隔:年に1回

 

胃がんの一次検診では、一般的に「胃X線検査」、「胃内視鏡検査」、「ピロリ菌抗体検査と
ペプシノゲン(PG)検査」による胃がんリスク検診などが行われています。

 

胃X線検査とは

一般に実施されているバリウムを飲む検査のことで、胃を膨らませる発泡剤とバリウムを飲んで、胃の形や
表面の変化等を観察し撮影を行います。

検査時間は、施設内で10~15分間、検診バスで3~5分間です。

 

胃X線検査のメリット

 ・胃全体の形がわかるので、スキルス性胃がんの発見等に有効です。
 ・胃がんのほかに、胃潰瘍(かいよう)やポリープ等も発見でき、治療に結びつけられます。

 

胃X線検査のデメリット

 ・僅か(1検査あたり約10~20ミリグレイ)ですが、X線による被曝があります。
  (100ミリグレイ以下は全く問題になりません)
 ・稀にバリウムが腸内で固まり、便秘等をおこすことがあります。
 ・検査の感度(がんがある人を正しく診断できる精度)は70~80%といわれています。

 

胃X線検査を受けられる方への注意事項

次の方は、胃X線検査を受けるにあたって、身体上の不都合が生じる恐れがあるため、
内視鏡検査をお勧めします。

 ・妊娠中、またはその可能性のある方
 ・以前、腸閉塞になられた方
 ・アレルギー体質で過去にバリウム、発泡剤、下剤で発疹などが出たことのある方  

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        胃X線検査操作室      胃がん検診車(らいちょう号)

 

 

胃内視鏡検査とは

上部消化管(食道・胃・十二指腸)の状態を調べるために口から内視鏡を入れて観察し潰瘍,ポリープ,
がんなどの有無を確認する検査です。検査を順調に行うために,事前にのどに充分な麻酔をかけ
胃の動きを抑える注射をします。

 

胃部内視鏡検査のメリット

 ・バリウムが苦手という方にお勧めします。
 ・バリウムを飲まないので便秘等の心配がありません。
 ・小さい病変やわずかな胃粘膜の変化なども詳細に観察することができます。
 ・病変があった場合,組織の採取(生検)を行い良性・悪性を鑑別できます。
 ・医師が写真を示しながら詳しく説明いたします。

 

胃部内視鏡検査のデメリット

 ・咽頭麻酔薬や鎮痙剤を使用するので,薬剤アレルギーによる湿疹,血圧低下などをひき起こすことが
  あります。
 ・内視鏡の挿入時,観察時,生検時にごく稀に出血や穿孔(消化管に穴があくこと)などの合併症をきたす
  ことがあります。(発生頻度0.007% 13,600人に1人の割合)
  合併症が起こった場合は,大事に至らぬよう万全の対応をいたします。 

  

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      内視鏡装置      内視鏡検査

 

胃がんリスク検診

 

「 ピロリ菌抗体検査・ペプシノゲン検査によるABC(D)判定」
 

●ピロリ菌は胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因と言われています。
●ペプシノゲン検査は胃粘膜委縮マーカーです。

 

ピロリ菌抗体検査とペプシノゲン検査の両方を受けることで、胃がんのリスクがわかります。(どちらも血液で検査できます。)

 

ABC(D)判定とは
 ピロリ菌抗体の有無とペプシノゲン値(PG値)による胃粘膜の委縮度によって胃がんになりやすいかどうかを
 ABCDの4段階で判定します。

 A群→B群→C群→D群の順に胃がんになるリスクが高まっていきます。

  

 

ピロリ菌

PG

考えられる胃の状態

胃がん発生の危険度

A群

 健康な胃粘膜で、胃疾患の可能性は低い

B群

 ピロリ菌感染はあるが、胃粘膜の委縮は進んでいない

 健常者の約10倍

C群

 胃粘膜が炎症を起こし委縮する

 健常者の約20倍

D群

 胃粘膜の委縮が進み、ピロリ菌が胃に住めなくなる

 健常者の約120倍

  

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     血液で検査できます              ピロリ菌

   

 富山県健康増進センターの総合健診では「胃X線検査」または「胃内視鏡検査」、「ピロリ菌抗体検査とペプシノゲン(PG)検査による胃がんリスク検診」を受けることが出来ます。

 年に一度は胃がん検診を受けましょう!!