ホーム > トピックス > 腫瘍マーカーについて


  • じっくり全身をチェック!人間ドック
  • 協会けんぽにご加入の方 生活習慣病予防健診
  • 癌や結核等の健診を健診カーで実施します 集団検診
検診のお申込についてインターネットからのお問い合わせは
お問い合わせフォーム
お問い合わせフォーム
健診申込書ダウンロード
  • よくある質問
  • 健康についてのミニ情報
  • 富山県健康増進センターの採用案内です。
詳しくはこちらから
QR 携帯電話から情報をご覧いただけます。
QRコードを読み込んでください。

トピックス

腫瘍マーカーについて

Q.腫瘍マーカーとは?
A.正常な細胞に比べ、がん細胞で特に多量につくられる物質を腫瘍マーカーといい、血液中の量を測定することにより、がんの有無や種類などを知る目安となります。
健康診断ではがんを発見するためのスクリーニング(ふるい分け)検査として行われています。
ただし、がん以外の病気でも高い値を示すことがあり、他の検査と組み合わせて診断することが必要です。
 

Q.腫瘍マーカーはどのように調べるのですか
 
A.血液や体液で調べることができます。
 

Q.どのような種類の腫瘍マーカーがありますか?
A.数多くの種類が臨床の場で使用されており、確立された腫瘍マーカーの一部を図として表します。

 

 odjrh3000000ha9z.jpg

                                         画像の著作権はメタ・コーポレーション・ジャパンにあります。

 

CEA:消化器系(主に大腸がん)
・他に胃・膵臓・肝臓・胆のう等の消化管、肺がん、子宮・卵巣がん、乳がんでも高値を示します。
・がんの初期には陽性率は低く、がんの進行により高値を示します。
・糖尿病の方や喫煙者は高値になることもあります。
・肝硬変、慢性肝炎でも高値を示すことがあります。 

AFP:肝臓がん
 ・他に精巣・卵巣腫瘍で高値を示します。
・肝芽腫、肝炎、肝硬変、劇症肝炎でも高値を示すことがあります。
・妊娠時は高値となります。

CA19-9:消化器系(主に膵臓がん・胆管がん)
・肝臓・大腸がんでも高値を示すが、膵炎・胆石など良性疾患でも高値を示します。
・CEAと合わせて測定することにより、すい臓がんの正診率は高くなります。   

PSA:前立腺がん(男性)
・前立腺の疾患に特異的ですが、前立腺肥大症などの良性疾患でも高くなることがあります。
・がんの進行度を鋭敏に反映します。

CA125:卵巣がん(女性)
・子宮内膜症の診断にも用いられます。
・月経時や、妊娠初期、肝硬変、膵炎でも高くなる傾向があります。

SCC:肺がん(扁平上皮がん)・子宮がん
・食道がんなどの扁平上皮がんでも高値を示します。
・扁平上皮に由来するため、それらの臓器の良性疾患でも検出されます。

NSE:神経系腫瘍・肺がん(小細胞がん)
・他に神経芽細胞腫・すい臓がんで高値を示します。

  

Q.良く使われている腫瘍マーカーはどのようなものがありますか?
 A.CEAAFPCA19-9の3項目が多く使われ、「御三家」とも呼ばれているようです。

 

 独立行政法人 国立がん研究センターがん対策情報センターのホームページもご参考ください。

  banner_w208.jpg