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お知らせ

胃の検診を受ける前の、食事と水分の適切な摂り方

 (脱水・熱中症予防)HL34_01.GIF

・食事は検診の前日夜9時頃までに終えて下さい。

・水分は水やお茶であれば、その後も摂取し続けても差し支えありません。
 夜間にのどが渇いた時や朝の目覚めの時も、コップ1杯程度の水分は飲んでも
  大丈夫です。

・気温が高い日などは、汗で水分が失われますので、2時間前ならば、のどが渇か
 ないように少量ずつこまめに水分補給をしてください。

・検査直前でも、どうしてものどが渇くような場合は、口の中を湿らせる程度の
 摂取にとどめてください。


 従来バリウムを飲んで行う胃の検診では、前日夜9時以降は当日受診するまで、一切の飲食を禁じていました。しかし近年、暑い日に検診を受ける機会が多くなるのにつれ、体の水分不足により検査データで異常値が出たり、さらには熱中症発生の危険性も高くなっています。そこで、熱中症予防の観点から水分制限を緩和し、より適正な水分摂取の仕方に改めましたので、ご理解ください。

 食事は検診の前日夜9時頃以降は摂らないのは同じですが、水分は水やお茶であれば、その後も摂取し続けても差し支えありません。夜間にのどが渇いた時や朝の目覚めの時も、コップ1杯程度の水やお茶であれば普通に飲んでも大丈夫です。また、気温が高い日などは、汗で水分が失われますので、2時間前までならば、のどが渇かないように少量ずつこまめに水分補給をしてください。しかし、検診のおおよそ2時間前からは一切飲まないでください。

 普段から常用している心臓や血圧のお薬は、目覚めの時にコップ半分~1杯程度のお水で服用してください。(ただし、血糖値を下げるお薬の場合は、検診の終了後、必ずお食事を摂った後に服用してください。)

 熱中症の初期の症状は、めまい・立ちくらみ、こむらがえり、大量の発汗などです。さらに進むと、頭痛、気分の不快感、倦怠感、吐き気などがみられ、体温が異常に上がり生気がなくなります。体重に対する水分量がおよそ2%減少すると、のどの渇きを感じるといわれますが、その前に我慢せず水分を補うことが大切です。特に、高齢者や肥満の方は暑さに対する感覚や体温調節の機能が低下していたり、体の熱がこもりやすので熱中症にかかりやすく、より注意が必要です。

 以上の内容をご理解いただき、安全に胃検診受けていただけますようお願いいたします。