J-START(乳がん検診の比較試験について) |
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現在、乳がんは女性のかかるがんの1位であり、30歳代から60歳代では、すべてのがんの中で、乳がんの死亡率がトップとなっています。
特に、40歳代で乳がんを発症する方が急増しており、よりよい乳がん検診の開発が急務となっています。
乳がん検診は、現在、国の指針では、「マンモグラフィ検査(乳房エックス線検査)」が基本とされています。
また、最近は「超音波検査」を使った診断方法も開発されていますが、この検査については、まだ、乳がん検診における有効性や、利益・不利益については確かめられていません。
☆乳がん検診における「マンモグラフィ」と「超音波検査」それぞれの概要、長所・短所等については、「 ミニ情報」(乳がん検診について) をご覧ください。
そこで、厚生労働省は、国家的プロジェクトである、「がん対策のための戦略研究」として、「乳がん検診における超音波検査の有効性を検証するための比較試験」(J-START)を立ち上げました。
日本全国の各地域で、乳がん検診を行っている関係機関・団体の協力を受けながら、40歳代の女性約12万人を対象に、「マンモグラフィ検査に超音波検査を併用する」検診と、「併用しない」検診(つまり通常通りの検診)を実施して、両群の間で、検診の精度(確かさ)、利益・不利益および有効性を明らかにする、大規模な比較試験です。
富山県では、富山市、滑川市の住民検診において、J-START研究としての乳がん検診を行います。
それぞれの市の日程表については、こちらのリンク(①富山市②滑川市)をご覧ください。(富山市では、集団出張バスによる検診のほかに、医療機関(富山県健康増進センター)での検診も行っています。)
以上のことを御了承のうえ、ご参加いただければ幸いです。
なお、この研究に参加していただいた方にはお礼として、ハンドタオルならびに図書カード(500円分)を進呈いたします。
詳しくは、富山県健康増進センター(076-429-7575)にお問い合わせください。
J-STARTについての詳細は、こちらのリンクwww.j-start.orgをご覧ください。