エラスターゼ1(新規オプション検査) |
膵疾患の早期発見にエラスターゼ1!
令和3年度より膵疾患マーカーのエラスターゼ1を新規オプション検査として実施しています。
画像:(株)LSIメディエンスより
Q. エラスターゼ1とは?
A. エラスターゼ1は主に膵臓で産生される消化酵素で、膵炎や膵がんなど膵臓の疾患で高値を示すようになります。
膵臓
Q. 検査の有用性は?
A. 膵臓はがんが発生しても症状が出にくく、早期の発見が難しい臓器です。膵がんの早期発見には、血液中の膵酵素の測定が有用であるとされています。膵酵素の中でもエラスターゼ1は血液中に長くとどまるため、陽性率が高く、早期膵がんの診断に有用です。
Q. 検査の方法は?
A. 採血した血液を使って簡単に測定できます。
Q. どのような人が検査できますか?
A. どなたでも検査することができます。エラスターゼ1とCA19-9の組み合わせは早期がんから進行がんまでカバーできると報告があります。当センターでは腫瘍マーカー3項目セット+エラスターゼ1の組み合わせがおすすめです。
Q. エラスターゼ1が高い場合、膵がんがあるのでしょうか?
A. 他の消化酵素と同じように、がんではない良性の病気でも上昇することがあります。高い値が出た場合は画像診断など、精密検査が必要になります。