情報機器作業健診について(旧VDT健診) |
情報機器作業(VDT作業)を 楽しく・かいてきに!
パソコンなどの情報機器を使う作業を情報機器作業と呼びます。
今では仕事場でのパソコン操作や家庭でのインターネット、携帯端末によるメール操作等で、誰でも情報機器作業とは無縁でいられない時代となりつつあります。
そんな中で、眼精疲労・肩こり・腰痛・精神的な疲労などに悩まされる人が増えています。
情報機器作業症候群とは?
情報機器を使うことにより起こる疲れ目、身体、心に影響のでる病気をVDT症候群と呼び、現代社会の新しい病気と言われています。
情報機器を使う仕事では、画面・キーボード・書類の三ヶ所を視線が絶えず移動するため、目が疲れやすくなります。また、集中して画面を見る事により、まばたきの回数が普段の1/4に減るとも言われ、目が乾きやすくなります。しかも、長時間同じ姿勢でいる事により、腰痛や肩こり、腕の痛みの原因となります。さらに、イライラや不快感、抑うつといった眼とは一見関係のなさそうな症状にも気をつけましょう。
情報機器作業健診(VDT健診)の目的は
情報機器作業者の健康状態を正しく把握し、健康障害の防止を図るために行われます。
健康診断により健康阻害因子が発見された場合は、原因を明らかにし、必要に応じ、保健指導、専門医への受診指導、作業方法や作業環境等の改善を図る必要があります。
当センターでの情報機器作業健診(VDT健診)の流れ
①問診:業務歴調査、作業環境調査、既往歴調査、自覚症状の調査
②眼科学的検査:50cm視力検査、5m視力検査、眼位検査、近点距離測定、その他医師が必要と認めた検査
※メガネ(コンタクト)で情報機器作業をされている方は、メガネ(コンタクト)をかけて測定します。
③筋骨格系の検査:上肢の運動機能、圧痛点等の検査、その他医師が必要と認めた検査
VDT症候群にならないために
・画面への照明や窓の映りこみがある場合は、画面の角度を調整しましょう。
・無理な姿勢にならないようイスの高さを調整したり、同じ姿勢が長く続かないように注意しましょう。
・一連続作業時間は1時間を超えないようにし、10~15分の作業休止を設けましょう。
また、途中で1~2回程度の小休止を設け、軽い体操を行いましょう。
・定期的に健康診断や相談を受け、早めの対策を心がけましょう。
毎日のちょっとした心がけで作業効率をアップさせ、
楽しく・快適に情報機器作業(VDT作業)を行いましょう。