放射線被ばくについて |
「がん検診による放射線被ばく量は非常に小さく、
検診を受けるメリットの方がはるかに大きいのです」
原発の事故に関連して、がん検診による放射線被ばくを気にされる方が多くなっていますが、がん検診による放射線被ばくの量は非常に小さく、健康への影響を心配する必要はほとんどありません。
例えば、1回のマンモグラフィ撮影で乳房が受ける放射線量は、東京からニューヨークへ飛行機で行く時に浴びる自然放射線(宇宙線)とほぼ同じ量で、撮影による危険性はほとんどないと思っていいでしょう。それより、撮影によって早期がんが発見されるメリットの方がはるかに大きいのです。
福島第一原子力発電所の事故による放射線の影響の程度と、身の回りの放射線の量とを比較した『放射線被ばくの早見図』が、独立行政法人放射線医学総合研究所より公開されています。
『放射線被ばくの早見図』を参考にし、正しい知識を勉強してみるのも良いでしょう。
独立行政法人放射線医学総合研究所提供 http://www.nirs.go.jp/index.shtml
【線量の単位】
シーベルト(Sv)
放射線をあびた際の人体への影響度合いを表す単位
グレイ(Gy)
放射線が物質に吸収される線量を表す単位
ベクレル(Bq)
食品や土壌に含まれる放射線の総量を表す単位
レントゲン(R)
放射線物質や放射線源から空気中に照射された線量
1989年以降は使用されていないようです。